本記事の内容
・麻雀の降り方
・安全な降り方をするための安全牌ランキング
・降り方が上手くなるコツ
今回は麻雀の勝率が大きく左右する、降り方について解説していきます。
麻雀という競技は通常4人で行うため、4回のうち約3回はあがれない局になります。
その3回をどのように安全な打ち方が出来るかがとても重要です。
無駄な減点を減らすことができるからです。
その結果、順位を下げることがなくなります。
そんな勝敗を大きく左右する麻雀の安全な降り方について紹介していきます。
本記事を読み終えるころには、振り込む事が激減し麻雀で勝てるようになりますよ。
それではさっそく本題へいきましょう。
麻雀の降り方
まずはリーチをしてきた相手に対しての降り方を解説していきます。
チーやポンをした相手や黙ってテンパイしている相手に降りるには、それに気付ける技術も必要です。
まずは基本であるリーチをした人に対しての降り方を解説します。
リーチをした人に対しての降りる手順
その①:リーチ者に対しての1巡目は現物または完全安全牌を捨てる
その②:2巡目以降は合わせ打ちを優先する
その③:安全牌を捨てていく
一つずつ解説していきます。
その①:リーチ者に対しての1巡目は現物または完全安全牌を捨てる
降りると判断した場合、リーチ者に対して1巡目は現物または完全安全牌を捨てましょう。
何かの間違いで、1巡目に振り込んだ場合には【一発】の役がついてしまいます。
当然リーチした人以外にも警戒は必要ですが、その時点で一番注意する必要があるのはそのリーチをしてきた相手です。
降りる場合には必ず現物または安全牌を捨てましょう。
その②:2巡目以降は合わせ打ちを優先する
2巡目以降は合わせ打ちを優先して牌を捨てましょう。
合わせ打ちをすると、全員があなたの捨て牌でロンあがりすることができなくなります。
例えば、あなたが待ちのテンパイ時、下家(右の人)からが捨てられました。
ロンすることは可能だが、順位に変動が無い為、見逃します。
続けて対面の人もを捨てました。
その牌は同巡で捨てられたものなので、ロンアガリはできないのです。
あなたのツモと打牌が完了後ロンアガリすることが可能になります。
上記の理由から2巡目以降は合わせ打ちを優先していきましょう。
その③:安全牌を捨てていく
合わせ打ちを出来ない場合には安全牌を捨てていきましょう。
合わせ打ちができなくなったら、とにかく安全な牌を選んで捨てていくしかありません。
しかし安全な牌を理解していないとこの手順はできないのです。
次の章で安全牌について解説しているので、しっかり理解して安全牌をすてるようにしましょう。
安全な降り方をするための安全牌ランキング
安全に降りることが出来るようになるために、安全牌について解説していきます。
安全牌とはその名の通り安全度が高い牌のことです。
ちなみに安全度が高い順位表は下記の通りです。
安全牌ランキング
安全度 | 種類 |
合わせ打ちの牌 | |
現物の牌 | |
2枚切れの字牌 | |
相手に役が付かない字牌 | |
字牌 | |
スジの牌 | |
19の数牌 |
安全度の見分け方は、振り込む形が多いのか、少ないのか、の違いです。
例えばはの両面待ち、のシャボ待ち のタンキまちの3種類の形であたります。
*国士無双などの一部例外は除きます。
はのシャボ待ち のタンキ待ち 2種類の形でしかあたりません。
上記の例で言うと西のほうがあたる種類が少ないので安全な牌は西と言えます。
上記のような例を含めて安全順に一つずつ解説していきます。
1位:合わせ打ちした牌
合わせ打ちした牌は一番安全です。
さきほど紹介した通り、合わせ打ちした牌でロンあがりすることが出来ないからです。
極端なはなし、ずっと合わせ打ちすることが出来れば振り込むことはありません。
どんな牌よりも安全なのは、合わせ打ちの牌です。
2位:現物の牌
現物はとても安全な牌です。
現物とは相手の捨て牌と同じ牌のことです。
相手は一度捨てた牌と同じ牌でロンあがりすることはできません。
フリテンになってしまう為です。
例えば相手の捨て牌にが捨てられていて、その相手は待ちでテンパイしていても、をロンあがりすることはできないのです。
しかしその相手に現物なので安全ですが、他の相手はそのでロンあがりできる為、危険もあります。
逆に、相手全員がを1枚ずつ捨てていれば、最後のは全員の現物となるので完全安全牌となります。
他の相手を注意して使えばとても安全な牌なのです。
3位:2枚切れの字牌
2枚が捨て牌に並んでいる字牌は安全度がとても高いです。
あたり方がタンキ待ちしかないからです。
それだけではなく、2枚捨てられている時点で、字牌で役を付けることができないので必要性がほとんどなくなるという理由もあります。
例えば、が2枚河に捨てられていて、残りの1枚をあなたが持っていればそのは安全度が高い牌です。
残り1枚のを相手が持っている可能性は低いですし、もし持っていてもツモあがりできる確率が低いタンキ待ちでリーチする可能性もかなり低いです。
そのリスクを考慮しても安全度とても高い牌です。
4位:相手に役が付かない字牌
役がつかない風牌は安全度が高いです。
待ち方としてはタンキとシャボ待ちしかないのに役も無いからです。
そんな条件の悪い牌を待ち牌にしている可能性は低いのです。
ピンフの雀頭で使われるケースも多いのでさらに安全度が高いです。
例えば東場での南家に対しては、が安全度の高い牌となります。
しかし、安全度が高いからこそタンキ待ちやタンキ待ちリーチをする人もいます。
安全度が高いですが、信用しすぎてはいけない牌でもあります。
5位:字牌
たとえ役がついたとしても字牌は安全度が比較的高いです。
理由としてはやはりタンキかシャボでしかあたることがないからです。
役をつけるため、シャボ待ちにしている可能性も当然あります。
そのため巡目が後半になっても、1枚も見えていない字牌は逆に危険度があがると思ってください。
数字の牌に比べれば、当たり方が少ない安全度の高い牌と言えます。
6位:スジの牌
相手の捨て牌からスジになる牌も安全度が高めです。
スジとなる場合当たり方は、タンキ待ち・シャボ待ち・カンチャン待ち・ペンチャン待ちの計4種です。
カンチャン待ちペンチャン待ちは、どちらも使いにくい形なので、その形で待ちにしている確率としてはすこし低いです。
スジひっかけなどもあるので信頼性は薄いです。
少しだけ安全な牌という認識で大丈夫です。
ちなみにスジの意味合いや、安全になる理由については下記の記事で見ることができますよ。
>>>麻雀で勝つための待ち読み手順を解説【誰でもできる方法】
7位:19の数牌
数牌の中では1と9が安全度が高い牌です。
19がロン牌となる待ちの形はタンキ待ちシャボ待ちリャンメン待ちの計3種しか無いからです。
字牌などに比べると確率は高くなりますが、単純に数牌の中で比べると一番安全な牌です。
しかし理想となるリャンメン待ちに振り込む可能性もあるので危険もともないます。
安全牌がなくなったときには19などの端牌を捨てたほうが良いぐらいの認識でOKです。
降り方が上手くなるコツ
上手に降りるにはいくつかのコツがあります。
さきほど紹介した安全牌を何も考えずに捨てるだけではダメなのです。
そのコツは下記の5つです。
上手に降りるコツ
・降りる判断を早くする
・使う牌に安全牌を取り込む
・壁を利用して安全牌を選ぶ
・リーチした人だけではなく全体を見る
・安全牌が多いときは鳴くことも検討する
こちらも一つずつ解説していきます。
降りる判断を早くする
降りる時にはなるべく早く降りる判断をしましょう。
降りる決断が早ければ早いほど、安全牌を残すことができるからです。
数牌の使いやすい牌ばかりを残してから降りることになると、安全牌がなくなって振り込む確率が高くなります。
例えば下記のような時には、おりる判断を早くできる材料になります。
おりる判断をするための確認項目
- 明らかにあなただけ遅れている
- 打点が少なすぎる
- 点数の余裕がありそんなに攻める必要がない
- 必要な牌が殆ど河にあり、あがるのが困難
- カンチャンペンチャンばかりであがるのが難しい
上記のような条件を考慮して、早く降りる決断をするようにしましょう。
準備をしっかりすることにより、安全な降り方ができるようになります。
使う牌に安全牌を取り込む
役を作るときに、なるべく安全な牌を利用しましょう。
降りたくなった時にいつでもその安全牌を使うことができます。
例えば雀頭をなどで作れば、かなり安全な状態で手役を作ることができます。
あなたも降りる事を重視したい場合には、安全な牌を使って役を作りましょう。
壁を利用して安全牌を選ぶ
壁がある時にはそれを考慮して安全牌を選びましょう。
さきほど紹介した安全牌よりも安全な場合牌が見つかる場合があります。
例えばが4枚見えていればはでのリャンメン待ちが否定されます。
その結果はタンキ待ちかシャボ待ちあたらない安全牌なのです。
上記条件の中では、かだったらのほうが安全度が高くなります。
上記のように壁がある場合にはしっかり利用して安全に降りるようにしましょう。
リーチした人だけではなく全体を見る
リーチをしてきた相手だけを見て視野を狭くしないようにしましょう。
他の相手がいつリーチをしてくるかわかりませんし、リーチ者の現物でテンパイしている可能性もあります。
リーチ者に対して安全度が低い牌ばかり捨てている人がいる場合は必ずマークしなければいけません。
全体の状況をしっかり把握して、必要に応じた安全牌を選ぶようにしましょう。
安全牌が多いときは鳴くことも検討する
安全牌をたくさん抱えていて、流局に持ち込むことができる状態であれば、鳴くことも検討しましょう。
鳴きを利用して、一発消しやハイテイずらしが出来るからです。
リーチした人に対して振り込まないだけではなく、ツモアガリされた時のリスクを一つでも減らすほうが良いです。
降りる時には鳴くことも考えて、相手のチャンスを少しでも減らすことを考えましょう。
ちなみにハイテイずらしなどのやり方については下記の記事で見ることができますよ。
>>>麻雀で使える10の技を紹介【攻めや守りに使える簡単な方法】
まとめ:安全な降り方を覚えることは、麻雀が勝率をあげる必須項目
今回は麻雀の降り方について解説しました。
降りることは単純に見えますがとても奥が深いです。
プロでも降りているのに振り込んでしまうことが多々発生します。
あなたも安全な降り方ができるようになるために紹介した内容をぜひ参考にしてください。
今回は以上です。