本記事の内容
- 裏スジが危険な条件とは
- 裏スジが安全な条件とは
今回は麻雀の重要な知識の一つである、裏スジについて解説していきます。
裏スジとは冒頭で説明した通り、捨て牌の隣のスジの事です。
具体的には下記の表を参考にして下さい。
【裏スジ一覧表】
捨て牌 | 裏スジ牌 |
・ | |
今回はこの裏スジは安全なのか危険なのかを理由をつけて解説していきます。
本記事を読み終えるころには、裏スジを理解して攻めや守りに利用することができるようになりますよ。
それではさっそく本題へいきましょう。
目次
裏スジが危険牌になる条件とは
相手の捨て牌から裏スジが危険牌になるパターンを3つ解説していきます。
裏スジが危険牌となる条件
- 早い巡目で捨てられた牌
- 裏スジが重なっている(間4ケン)
- カンチャンの待ち替え
一つずつ解説していきます。
早い巡目で捨てられた牌
早い巡目で捨てられている牌の裏スジは危険牌であることが多いです。
その捨てられている牌は、最初に捨てるべき受け入れ枚数が変わらない牌であることが多いからです。
例えば下記のような配牌の状態です。
上記のような配牌だった時にorororを捨てる人がほとんどだと思います。
- 字牌は重なりにくい&鳴かれたくないので最初に処理。
- をツモってものシュンツになるためは不要
- をツモってものシュンツになるためは不要
以上の考察から、受け入れ枚数を減らさない選択をする場合、捨てた牌の裏スジが必要になる形が多いのです。
その結果、早い巡目に捨てた牌の裏スジは危険牌になります。
裏スジが重なっている時(間四軒)
やなど、4つの数字が空いた数牌が捨てられている、裏スジが重なっている状態は大本命の危険牌です。
との裏スジは、との裏スジはなので裏スジが重なっています。
その事を通称間4軒(アイダヨンケン)と言われています。
例えば相手の捨て牌が下記のような状態です。
【捨て牌の例】
と持っていてが不要と判断し捨てた後、孤立牌として優秀なを持ってきたとしても、ブロックが足りている場合は不要と判断し捨てます。
その結果が残り、が必要牌となります。
もし仮ににが入ったり、にが入るとやが使いやすくなるので捨てる確率が減ります。
その結果との牌が足りていない可能性が高いのです。
以上の理由から相手の捨て牌の裏スジが重なっているとき(間四軒)には危険牌の本命となることが多いのです。
カンチャンの待ち替え
相手がカンチャンからリャンメンへの変化をねらった場合は裏スジが危険牌となります。
の状態からをツモり、での待ちになった場合、が不要牌となります。
不要牌となったの裏スジはだからです。
リャンメンへの変化をしたか捨て牌で読むのは難しいですが、手出しでリャンメンターツ落としがある場合などはわざわざカンチャンを残している可能性が低いので上記の心配は不要となります。
カンチャンでも構わずリーチをする人なのか?など、人読みを駆使して裏スジの危険度を図りましょう。
裏スジの安全度が高い条件とは
裏スジの危険なパターンを紹介しましたが、逆に安全なパターンも存在します。
裏スジが安全となる条件は下記の1つです。
裏スジが安全となる条件
- リーチ宣言牌
注意点も含めて解説していきます。
リーチ宣言牌
リーチ宣言牌の裏スジは安全となるケースが多いです。
リーチするまで必要だった牌の裏スジは危険牌になる事が少ない為です。
例えば下記の例で解説します
【イーシャンテンの手牌】
ツモ
上記の手牌からあなたは何を切りますか?
当然ですよね。
完全に不要な孤立牌であり、危険度も高いので残す価値がありません。
上記のように裏スジが危険となる牌をテンパイ前まで持っていることが少ないのです。
よってリーチ宣言牌の裏スジは比較的安全度が高いと言えます。
注意点
リーチ宣言牌の裏スジは通りやすいと言われていますが、所詮通りやすいだけです。
たしかに先ほどのように安全になることもありますが、危険牌となるパターンがのほうが多いです。
例えば下記のような形です。
【例①】
ツモ
⇒切りリーチ の裏スジがアタリ牌
【例②】
ツモ
⇒切りリーチ の裏スジがアタリ牌
上記のように宣言牌の近くは圧倒的に危険となることが多いです。
たしかにリーチ宣言牌の裏スジは安全になることが多いと言われていますが、シャボ待ちや違うスジに放銃する可能性があるので注意しましょう。
まとめ:裏スジを理解することにより、麻雀の攻守をレベルアップすることができる。
今回は裏スジについて解説しました。
裏スジの理論を使って、攻め込みたい時に危険な牌などを捨てるケースはよくあります。
普段であれば現物を使い安全に降りるのがセオリーですが、チャンス手の場合には裏スジを使って攻守に使用してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。
ちなみに簡単に麻雀が上手くなる方法については下記の記事で紹介していますよ。
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