本記事の内容
- 防御力が高くなる捨て牌の選び方
- 防御力を落とさず攻める方法
- 防御力を高める麻雀戦略
今回は麻雀の防御力を高くする方法について解説していきます。
実は麻雀で勝つためには、防御力を上げることは必要不可欠です。
その理由は振り込んだときの損害が大きすぎるためです。
振り込んでいない時に損害はありませんが、振り込んだ場合にはあなただけが点数を減らしてしまうことになります。
その為最下位になる確率を増やしてしまうのです。
本記事を読めば、防御力を高くして平均順位を上げる事ができるようになりますよ。
前置きが長くなってしまいましたが、それではさっそく本題へ行きましょう。
目次
防御力が高くなる捨て牌の選び方
まずは相手の当たり牌になりにくい牌、いわゆる安全牌を選べるようになる必要があります。
代表的な安全牌を選ぶ方法は下記の5つです。
安全牌の選ぶ方法
・現物を選ぶ
・同じタイミングで上家(あなたから見て左にいる人)と同じ捨て牌を選ぶ
・捨て牌のスジを選ぶ
・壁を考慮して選ぶ
・字牌を選ぶ
一つずつ解説していきます。
現物を選ぶ
絶対に振り込みたくない場面ではあいての現物を切りましょう。
現物とは相手が捨てた牌の事です。
麻雀のルール上、捨てた牌で上がることはできないので一番防御力の高い安全牌です。
例えば、相手の河(捨て牌)にがあり、あなたの手牌にがあれば捨てても上がられることはありません。
しかし他の相手の河にが無ければ、その相手はあがることができてしまうので結果的に振り込んでしまうこともあります。
上家(左の人)対面(真ん中の人)下家(右の人)が全員を切っていて最後のをあなたが持っていれば絶対に放銃しない完全安全牌と言えます。
必ず振り込みたくない相手の河を確認して、現物を捨てるようにしましょう。
同じタイミングで上家(左にいる人)と同じ捨て牌を選ぶ
上家が捨てた牌と同じ牌を同じタイミングで捨てても完全安全牌になります。
この打ち方を合わせ打ちといいます。
こちらも麻雀のルール上、一巡するまで一度捨てられた牌と同じ牌では上がる事ができないので、防御力を高めるには必須の手順です。
例えば上家がを捨てたと同じタイミングであなたがを捨てれば、全員がその牌で上がることができないのです。
しかし次の巡目(一周して次のツモ後に牌を捨てる時)では、でも上家には現物なのであがられることはありませんが、対面・下家には現物でない限りあがることができるので注意が必要です。
絶対防御しないといけないタイミングでは合わせ打ちを駆使していきましょう。
捨て牌のスジを選ぶ
相手の捨て牌のスジを捨てるのは比較的防御力の高い選び方です。
スジとは3飛びの数字牌のことです。
例えばが捨てられていればとがスジとなります。
防御力の高い理由は、両面待ちを否定しているからです。
仮に相手がでテンパイしていて待ちがだとするとが捨てられているわけがないですし、もし仮に捨てられていてもフリテン(捨てた牌を絡んでロン上がりできないこと)になるので必ず安全牌となります。
しかしが捨てられていてもでの待ちや、でのシャボ待ちなどが存在しているため、必ず安全な牌というわけではありません。
あくまでも比較的安全度が高いというだけです。
更に注意しなければいけないのは、が捨てられていて、は安全牌だと思ってはいけません。での両面待ちの可能性があります。
必ずスジでも、逆側の両面待ちの可能性を否定しているか確認してから捨てるようにしましょう。
壁を考慮して選ぶ
壁になっている牌を探して安全牌を探しましょう。
壁とはあなたから4枚同じ牌が見えていて相手の手牌に絡んでいない事が確定している牌のことです。
例えばあなたの手配にが2枚 河にが2枚切られている場合です。
その場合はの安全度が高くなります。
その理由はを当たり牌にした待ちが少なくなるからです。
があなたから4枚見えた時点で相手の手配にが絡むことはありません。
必然的にが当たり牌になるや、更にで待っている可能性が0%になる為安全度が高くなります。
しかし先ほど説明したとおり、や待っている可能性はある為、完全安全牌ではありません。
上記の事をふまえた上で、壁を見つけて防御力の高い牌を選んで捨てましょう。
字牌を選ぶ
字牌は比較的に安全度が高いです。
その理由は数字牌のように両面待ちが存在しない為です。
もし振り込むとすれば、単騎待ちかシャボ待ちしかありません。
しかし、1役になる風牌・三元牌などはシャボ待ちでも手牌に残すことが多いので安全度が高いかと言うと微妙なところです。
ただし下記ような場合には完全安全牌となります。
河に2枚が捨てられており、手牌にを2枚持っていた場合には、だれもそので上がることはできません。
捨て牌の使用状況を考慮して字牌は切っていくと防御力を向上させることができます。
防御力を落とさず攻める方法
安全な牌を理解したところで、安全にアガリを狙う方法を紹介します。
その方法は下記の3つです。
防御力を落とさずにあがる方法
・不要な危険牌は先に捨てる
・安全牌を残しておく
・安全牌を含めた役作りをする
一つずつ解説していきます。
不要な危険牌は先に捨てる
上がる為に不要な牌はなるべく先に切るようにしましょう。
危険な不要牌は残せば残すほど、危険度があがります。
最初に捨てれば振り込むことは無かった牌でも、後々相手の当たり牌になることがあります。
もちろん必要な牌を先に切ってしまうと上がることもできなくなるため、判断が必要です。
なるべく早い段階で、最終の形を考え、不要牌は早めに捨てるようにしましょう。
安全牌を残しておく
最初に説明したような完全安全牌などは残しておくと防御力があがります。
リーチが来たときに完全安全牌があれば、一発で振り込むことを必ず避けることができるからです。
しかし安全牌を持ちすぎてもアガリまでが遠くなってしまいます。
Mリーグに出場している有名なプロ雀士でも、手牌の進み具合によって安全牌の持つ数を変えている方が多数います。
あなたも防御力を上げたい場合には必要な牌と完全安全牌を持つようにしましょう。
安全牌を含めた役作りをする
安全牌が含まれている役を作ることにより、防御力を落とさずに攻めることができます。
例えばですが、雀頭(2枚の同じ牌)を河に2枚切れの字牌にしてしまえば完全安全牌を2枚持ったままアガリを狙う事ができます。
絶対に放銃したくない親のリーチがきたとしても安全牌の雀頭を切れば必ず2回は振り込まないですみます。
もし安全な牌を利用して手役を作れそうな時には、必ず残すようにしましょう。
防御力を高める麻雀戦略
麻雀で勝つために必要な防御力を高くする戦略を3つ紹介します。
防御力を高くする戦略
・親の現物をなるべく残す
・おりる判断を早くする
・中途半端におりない
こちらも一つずつ解説していきます。
親の現物をなるべく残す
手を進めていく中で、安全牌を残す場合には親の現物を優先で残したほうが良いです。
当然ですが、子に放銃するより親に放銃する場合は1.5倍損することになります。
親は攻めてくる事が多いので、親の現物を持っておくことはとても大切です。
当然完全安全牌を残すのが一番理想ではありますが、無い場合には親の現物を優先して残していくようにしましょう。
おりる判断を早くする
あなたの手牌の打点が低く、進みが悪い場合にはすぐに降りて安全牌をたくさん抱えましょう。
対戦相手の進みが早く、あなたの進みがあまりにも遅いと判断した場合も同じです。
あなたのテンパイするタイミングが遅ければ遅いほど振り込む確率が高くなり、あがれる確率が低くなるからです。
あがれる確率が低いのに、むりに攻めて安全牌がなくなり振り込んでしまうほどもったいない事はありません。
手牌があまりにもバラバラでアガリが難しいと判断した場合にはすぐに、安全に流局も目指す打ち方にかえましょう。
中途半端におりない
麻雀を始めたばかりの方は、中途半端に降りて振り込んでしまうことです。
自分の手牌を崩すのがつらい気持ちはわかりますが、現物がある時にはすぐに諦めて現物を捨てたほうが良いです。
もし相手がリーチをしていて、あなたがテンパイしていた場合は上がれる可能性があるため押すべきですが、リャンシャンテンぐらいであればすぐにベタオリしたほうがよいでしょう。
受け入れの多いイーシャンテンなどは打点に比例して押す価値があります。
判断は難しかもしれませんが、上がるのが難しいと判断した場合には無理に押さずに手牌をくずしてベタオリしましょう。
まとめ:麻雀が勝てるようになるには防御は必須条件
今回は麻雀の防御の仕方について解説しました。
放銃率を下げることにより麻雀で勝つ確率を大幅に上げることができます。
実際にMリーグの勝率が高い人を見ればわかりますが、放銃率が低く、オリ方などがとてもうまいのです。
あなたも麻雀で勝ちたいのであれば今回紹介したことを参考にし、防御を徹底するようにしてみて下さい。
今回は以上です。
ちなみに簡単に麻雀が上手くなる方法については下記の記事で紹介していますよ。
自然に麻雀の知識や経験が身に付いて上手くなる方法【誰でもできる】
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