本記事の内容
- 壁の確認手順
- 壁を見つけた時の麻雀での活用方法
- 壁が見つからない時の解決策
今回は麻雀の重要な役割を果たす壁について解説していきます。
最初に説明した通り壁とは4枚見えている数牌のことです。
壁の情報を利用することにより麻雀という競技を有利に進めることができます。
本記事を読み終えることには壁の確認方法や壁の利用方法を知ることができますよ。
それではさっそく本題へいきましょう。
目次
壁の確認手順
壁を確認するには、下記の手順で牌を数えるだけです。
壁の確認手順
- 捨て牌から数牌を数える
- 鳴かれた牌の数牌を確認する
- あなたの手牌から数牌を数える
- ドラ表示の数牌を確認する
一つずつ解説していきます。
捨て牌から数牌を数える
まずは全員が捨てた牌がある、河の牌を数えましょう。
鳴かれた牌の数牌を確認する
河だけではなく、鳴かれている牌も数えましょう。
あなたの手牌から数牌を数える
あなたの手牌にある数牌を確認しましょう。
河に見えている牌を合わせるとが4枚見えているのがわかりました。
この時点が壁になっていることが確定します。
ドラ表示牌の数牌を確認する
ドラ表示牌も見落とさないように確認しましょう。
以上4つを確認した結果、現時点での4枚見えている牌はのみなので、壁はのみとなります。
壁を見つけた時の麻雀での活用方法
壁を見つけた時の活用方法は下記の3つです。
壁の活用方法
- 両面待ちを否定できる
- カンチャン待ちを否定できる
- 裏ドラの可能性を否定できる
一つずつ解説していきます。
両面待ちを否定できる
壁がある時には、その牌を使ったリャンメン待ちを否定できます。
壁の牌は相手の手牌に存在しないので、その牌を利用した形のリャンメン待ちを作れないからです。
例えば先ほどのようにの壁があったとしましょう。
またはという形が作れなくなるので、や待ちでの放銃する事がなくなります。
以上の結果、壁を見つけた時点で壁付近の数牌は安全度が高くなるのです。
カンチャン待ちを否定できる
壁の横の数牌はカンチャン待ちも否定できます。
当然、壁の数牌が無いことによりカンチャン待ちを作れなくなるからです。
例えば先ほどと同じくの壁があるとしましょう。
での待ちや、での待ちは作ることができません。
よってとの安全度が更に高くなります。
裏ドラの可能性を否定できる
これは微差かもしれませんが裏ドラの可能性を否定できます。
壁の牌が裏ドラ表示牌にならないからです。
先ほどと同じようにが壁の場合は、が裏ドラになる可能性は0%です。
よって更に安全度が高くなります。
壁が見つからない時の解決策
壁が無い時でも壁の思考を利用できる解決策を2つ紹介します。
壁が見つからない時の解決方法
- ワンチャンスを活用する
- 相手の手牌を予想して壁を作る
一つずつ解説していきます。
ワンチャンスを活用する
ワンチャンスも利用して安全牌などを選びましょう。
ちなみにワンチャンスとは3枚見えの牌の事です。
3枚の牌が見えていれば、残り1枚の牌を偶然相手が持っている時しか放銃することがないので、ワンチャンスと呼ばれています。
残り1枚を持っていて放銃してしまう可能性もありますが、通常よりは確率が低いです。
例えば、下記の状態がそのワンチャンスと呼ばれる状態です。
が3枚見えているので、残り1枚のを誰かが持ちに使っていない限り、での待ちや、での待ちには放銃しない牌となります。
相手がその一枚を持っている確率は多少ありますが、可能性が低いと言えるので状況に応じてワンチャンスを駆使しましょう。
相手の手牌を予想して壁を作る
相手の手牌を予想して壁を作りましょう。
待ち読みなどを利用すれば、持っていそうな牌は予想できます。
例えば下記の捨て牌の時に持っていそうな牌はorです。
【捨て牌】
*全て手出しとする
孤立牌としてくっつきに優秀なを捨てた後にが捨てられていることから、がよりも必要だった牌だということが予想できます。
その結果やややなどの形からが不要になり捨てた可能性が高いのです。
その結果、やが3枚見えていたらはかなり安全な牌と考えることができます。
ちなみに相手の手牌を読むための待ち読み方法については下記の記事で見ることができますよ。
>>>麻雀の待ち読み手順を解説【考え方や捨て牌からの推測方法を紹介】
壁を利用する時の注意点
壁を利用すれば比較的安全な牌を導くことが出来ますが、注意点もあるので紹介していきます。
壁を利用する時の注意点
- 壁を信用しすぎない
- 4枚目の牌はなるべく見せない
- 壁の内スジ牌は危険牌
一つずつ解説していきます。
壁を信用しすぎない
壁があるからと言って、安全牌だと思ってはいけません。
壁があれば振り込む可能性が0%では無いからです。
タンキ待ちやシャボ待ちがあります。
例えばさきほどあったようにの壁があったとしてものタンキ待ちやとのシャボ待ちはありえます。
少し攻めたい場面で壁を利用するのとはありですが、状況によって使い分けるべきです。
降りる時などは現物や当たる確率の少ない安全牌を捨てるのが最優先です。
壁を利用すれば比較的安全な牌を選ぶことはできますが、完全安全牌ではないので注意しましょう。
ちなみに安全な降り方については下記の記事で見ることができますよ。
>>>麻雀の降り方を解説【降りる手順とコツ、安全牌の選び方も紹介】
4枚目の牌はなるべく見せない
4枚目の牌があなたの手牌にある場合は相手に見せないで、あなただけの情報にしましょう。
壁の情報を独り占めすることによりその場が有利になります。
例えば他の相手には危険に見える牌を捨てることが可能です。
その結果、かなり強気に手を進めているように見せることもできるのです。
壁を最大限に利用するためには、壁をあなただけの情報にしましょう。
壁の内スジ牌は危険牌
壁の外側は比較的安全な牌ですが、内側のスジ牌は安全なわけではありません。
壁がない側のスジで放銃する可能性があるからです。
例えばの壁により、やの待ちを否定していますが、やのリャンメン待ちは否定していません。
よって、とは比較的安全ですが、とは壁があっても危険な牌なのです。
壁を利用する時には、どの形が否定されているのかをしっかり把握してから利用しないととても危険なのです。
まとめ:麻雀において壁を利用することは必ず必要な戦略
今回は麻雀をする中で必要な知識である壁について解説しました。
壁は守りだけではなく裏をかいた攻めにも使うことができます。
あなたも壁の使い方をしっかり把握して、麻雀を有利に進めていきましょう。
今回は以上です。